※本記事は、パナソニックから執筆を依頼し、制作しています。
ターミナル駅である上野と、江戸の風情を楽しめる浅草が徒歩圏内の東上野エリア。美食も観光もお任せあれと賑やかなイメージが先行しがちだが、上野ではなく“東”上野にフォーカスを当てるとまた違った顔が。繁華街とは打って変わり、古い寺社や老舗商店、地元の人に愛される銭湯や飲食店など、昔ながらのあたたかな街並みが垣間見え下町好きにはもってこいなのだ。
編集・執筆の仕事をしている私は、このエリアにあるnoifulが使える賃貸レジデンス「コンフォリア東上野」でお部屋を借りることを検討中(内見の様子はこちらから!)。となれば、引っ越し先の街がどんなところか、歩いて確かめに行こうじゃないか。東上野の気になるスポットを巡りに、いざ!
赤い点線で囲まれた地域が、東上野エリア。Google Mapで詳しく見たい方はこちら
温泉&サウナ好きも大満足、広い露天風呂が人気の『寿湯』
まずは銭湯『寿湯』へ。銀座線「稲荷町駅」から徒歩2分歩くと、えんじ色の唐破風(からはふ)屋根が目に飛び込む。
「この建物は、戦前からあったようです」と話すのは、店主の長沼亮三さん。聞けば長沼さんは、実家も銭湯を営む三兄弟の末っ子。お風呂がない家で毎日銭湯に入り育った兄弟全員が、現在は銭湯を経営しているという生粋の銭湯一家。
銭湯を多くの人に楽しんでもらいたいと、ファッションブランドとのコラボレーションや商品開発、イベントの開催や映画に場所を提供するなど、銭湯の普及に力を入れている。歴史ある建物と、新しい風の掛け合わせが面白い。
お湯の温度は温度も露天風呂まで含めると3種類。一番熱い薬湯は45度と、攻めた設定だ
内湯はマッサージ風呂が3種類、日替わりの薬湯も揃う。浴槽の向こうには、日本に3人しかいないという銭湯ペンキ絵師、田中みずきさんによる富士山の壁絵が。よく見ると岸壁に2頭のパンダが腰をかけて、こっちを見ている。
上野らしい壁絵に気分も上がる
浴槽から上がって扉を開けると、そこには露天風呂がーー。
隣にビルが迫る下町で、この広さはお目にかかったことがない。温度設定はぬるめ。隣には、塩サウナと水風呂、休憩スペースもある。コンパクトな動線で、露天風呂→サウナ→水風呂→外気浴のフルコースがゆっくり堪能できる。3セットはいけそうだ。
左/サウナーに人気の塩サウナ。体にのせて汗をかけば肌がツルツルに。 右/洞窟のような水風呂は、地下水をそのまま使っているため、肌にも柔らかい
1日に5回は行うというきめ細やかな清掃で清潔さに溢れ、サウナも本格派で、広い露天風呂もある。東上野に引っ越したら部屋風呂と合わせて、たまには近所の広いお風呂に浸かり、サウナで汗を流してリフレッシュしよう。
身体をととのえ、頭を空っぽにしたら、心に沁みる本との出会いを求めて書店へ。「コンフォリア東上野」には自由に使える「ブックライブラリー」もあるけれど、晴れた休日には散歩がてらおしゃれな本屋さんに繰り出してみよう。
路地裏の長居したくなる本屋さん『ROUTE BOOKS』
『寿湯』から歩いて5分、表通りから一本入った路地にある『ROUTE BOOKS(ルート ブックス)』は、元工場をリノベーションした複合施設。向かい合う2棟の建物には、書店だけではなくボタニカルショップや陶芸体験が楽しめるスペースが入り、異世界に迷い込んだようなゆっくりとした時間が流れる。
露地に向かい合って建つ元工場を2棟の建物。『ROUTE BOOKS』は左側の建物の1F
施設全体は「ゆくい堂」という工務店が運営し、『ROUTE BOOKS』にある本棚や家具は、すべて隣の作業場で手作り。廃材でつくったインテリアは、工業製品のカッコ良さとハンドメイドの温かみがあり、時間を忘れて本を探し続けたくなる落ち着いた空間だ。
店内は、グリーンとアイアンの什器、手づくりのテーブルやラウンジチェアが一体となった落ち着ける空間
有機的で手にとりたくなる本のディスプレイ棚は、定期的に入れ替わる
棚には、漫画、小説、写真集、絵本など、こだわりのセレクト本がランダムに並ぶ。タイトルに惹かれ、手にとったのは『大きなシステムと小さなファンタジー』。購入した本を読みながらのんびりコーヒーを飲んだり、焼き菓子をつまんだり。週末は、限定でビリヤニを食べることもできるそう。長居したくなる魅力が詰まった、通いたくなる本屋さんだ。
丁寧にコーヒーを淹れてくれます
素敵な画集や作家の絵本を見ていると、自分も描けたらなと思う。ふだんなら腰が引けてしまうけど、この街では新しい刺激と出会える予感がする。そんな期待を胸に、次なるスポットは、おとなのためのアート教室だ。
120分完結!描き&知ることで楽しむ『×art(かけるアート)』
ここは、上野のマンションの一室で行われるセッション形式のアート教室。『×art』と書いて、「かけるアート」と読む。その心は、アートは「描き」×「知る」ことで楽しさが倍増するということ、らしい。
絵や画材のあるアトリエスペースは、リラックスして制作に集中できる空間
『×art』を主宰する鈴木隆文さんは、元美術教師。子どもたちに美術を教えるなかで感じたのは「アートを高尚なものとして見てしまう大人にこそ、アートの楽しさを伝えたい」ということだった。
「『×art』では、講師と一緒にアート制作を行いながら、それに関連する講義も同時に行っています」そう話しながら、鈴木さんは小さなキャンバスを取り出し「デッサンや抽象画、いろんなコースがあるのですが、今日はモネの絵を描いてみましょうか!」と、軽やかに筆を走らせる。
ブルーの上に、白、黒、グリーンなどの絵の具を重ねていく
「モネが編み出したのは、見えるままに、さまざまな色を重ねていく技法だったんです」
120分で完結する気軽さもありがたく、私もチャレンジ。“印象派のモネ”という雑学ではなく、実際に描くことで、モネが描きたかったものが見えてくるような気がしてくる。
ちゃんと絵を描くのは高校の美術の授業以来だが、こんなに楽しいものだったとは。東上野でクリエイティブな自分、発見?『×art』は、大人こそ絵を描く楽しみが味わえるアート教室だ。
銭湯、本屋さん、アート教室。頭も体もリフレッシュしたら…「お腹、減った」。
たくさん動いたし、今日は焼肉で締めたい。というのも東上野には、戦後すぐにできたバラックが始まりのコリアン街があるからだ。
創業70年以上。コリアン街の老舗焼肉屋『上野板門店』
通称“キムチ横丁”とも言われる『東上野コリアン街』は、創業当時の味を受け継いだ老舗が軒を連ね、本場韓国にも負けない本格的な味がリーズナブルな値段で楽しめる。
キムチ横丁のほぼ真ん中にある『上野板門店』は、1950年創業の老舗焼肉店。
1950年創業時の上野板門店
肉質の良さに定評があり、人気メニューは、上ハラミとタン塩、そして新鮮なホルモン。丁寧に下処理された肉は、たしかに旨い。
冬の時期には季節限定でスンドゥブも出しているようだ、寒くなったらまた来てみよう。
左/上タン塩。肉厚だけど柔らかい。中央/上ハラミ。人気で品薄になることも。右/スンドゥブ。甘辛スープの体あたたまる一品
街歩きで食欲が進み、最後にテールスープを注文する。トロトロに煮込まれたテールのダシがにんにくの香りとともに体中に染み渡る。ご飯が入ったクッパで注文すれば、韓国料理でいっぱいの頭と舌を、最後まできっちり満足させてくれる。
これは、通いたくなる店だ。ごちそうさまでした!
※写真は全て上野板門店より提供
そういえば、今日会ったひとたちは、東上野が心底好きな様子だった。
『寿湯』の店主・長沼さんは「東上野はお祭りも多く、下町のあたたかな風情が楽しいですよ!住むにはオススメの場所」と言っていたし、『×art』の鈴木さんは「東上野の雰囲気が好きで、ここに教室を開きました。自転車で銀座に行けるアクセスの良さも、寺社が多く空気がいいことも気に入っています」と話してくれた。
上野ではなく、東上野。うん、住んでみたい街だ。
演出:『noiful MAGAZINE』編集部
文/取材:宮﨑謙士
撮影:松村隆史
今回ご紹介した、東上野エリアにあるnoifulが使える物件「コンフォリア東上野」の内見の様子はこちら!
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