※本記事は、パナソニックから執筆を依頼し制作しています。
タワーマンションや大型複合施設が立ち並ぶ足元を、縦横に運河が行き交う港区・芝浦エリア。noifulが使える賃貸レジデンス「コンフォリア芝浦MOKU」周辺のおすすめスポットを、東京都内の街歩き記事を執筆している「デヤブロウ」さんにご紹介いただきます。各スポットのイラストも描きおろし!
地図データ: Google, ©️2025 日本
赤い点線で囲まれた地域が、芝浦エリア。Google Mapで詳しく見たいはこちら
こんにちは、街歩きWebライターのデヤブロウです。私はカフェ・居酒屋探し、博物館・美術館見学、銭湯巡りや寺社探訪など、都心部の街歩きが大好きなのですが、今日はnoifulが使える「コンフォリア芝浦MOKU」周辺のエリアを歩きます!
ウォーターフロントエリアとして人気の芝浦。実はこのあたりの大部分は、江戸時代は海だったんです。江戸前(いかにも江戸のものだと感じさせるもの)の魚などが採れ、お月見や海水浴の名所としてにぎわっていたそう。明治時代には、海苔の養殖が盛んになりました。
近代に入り、東京港には大型の船がやってくるように。そこで明治の終わりから昭和初期にかけて、「隅田川口改良工事」という大プロジェクトがスタート。この工事では、東京港の底をさらって、船が通れるように川を深くする作業が行われました。そして、そのときに出た大量の土砂――これが、芝浦エリアの埋め立てに利用されたのです。
今では、運河沿いにはペットや家族との散歩、ランニングなどを楽しむ人々が。少し潮の香りがする風が心地いい、近隣住民の生活路や憩いの場となっています。
地域密着型のコミュニティカフェ『Tulip Cafe』
近所の方や海外からのビジターが毎日訪れるフリースペースの中にあるカフェが「Tulip cafe(チューリップカフェ)」。総ガラス張りの開放的な外観が目印です。

天井の高さは、かつての芝浦に数多くあった倉庫も連想させる
キッズスペースもあり、老若男女がくつろげるスペース。聞くところによると、店員さんたちの多くがこのエリアの方だそう。子育て中でも短時間働きたい、地元のお店を盛り上げたい、多様な働き方を叶えるあたたかな雰囲気が、お店の心地よさに繋がっているのでしょう。
(左)コーヒーの実の果皮と果肉を乾燥させたカスカラを使った「カスカラソーダ」
今回、注文した「カスカラソーダ」はリピーターの多い人気メニューだという。2層のグラデーションが美しい。すっきりとした甘みで、見た目も味も楽しめる一杯です。カフェが入っているコミュニティ施設「SHIBAURA HOUSE」は、芝浦運河の環境改善や子ども食堂を開催したり、大使館と手を組んで文化活動をしたり、台湾アーティストと交流したり、活動が盛ん。楽しい刺激を受けられそう。
シンガポール創業のレストラン「威南記海南鶏飯(ウィーナムキーチキンライス) 日本本店」。多くの人に愛される威南記ブランドのチキンライスは、シンガポール政府が国賓をもてなす際に振舞われたこともあるそう。
南国風のテラスで、さながらリゾート地へトリップした感覚に。ビアガーデンのような楽しみ方もできちゃいます。
名物は、何といっても店名に掲げられた「海南チキンライス」。
店員さんのおすすめは、スパイシーなチリソースとジンジャーソースを1:1でチキンにかけ、ライスにはダークソイソースを合わせる食べ方。上品&濃厚な味で、グワッと体温が上がる…!
茹で鶏はコラーゲンのプリプリ感がたまらない柔らかさ。食べ応えバツグンの逸品です!
朝活にもぴったり『Jaho Coffee Roaster & Wine Bar』
平日は7:30~、土日は8:30~営業している「Jaho(ヤホ) Coffee Roaster & Wine Bar」は、アメリカ発祥のコーヒー店。
名物は、こちらの「エッグフランベーグルサンド」!卵生地を低温で蒸したエッグフラン(フランス風卵焼き)がとろけるほど柔らかく、初めて食べた人はレアチーズと錯覚するかも!?自家製のドライトマトに、こだわりのブランド卵、新鮮な野菜と、素材へのこだわりがたっぷり。
人気の「アーモンドミルクラテ」も、豆本来のフルーティーさを活かした中煎りが光ります。
店名のとおり、夜はワインバーに。気の合う友人達を誘ってみて!
『Jaho Coffee Roaster & Wine Bar』
住所:東京都港区芝5-29-11 G-Base Tamachi 1階
℡:03-6275-1955
アクセス:都営浅草線「三田」駅下車、A3出口から徒歩3分
休日:年中無休
営業時間:平日7:30〜22:00、土日祝8:00〜21:00
Instagram://www.instagram.com/jahocoffeejapan/
昭和レトロなウッドレーンが魅力『東京ポートボウル』
入口上に並んだネオンサインがかわいらしい「東京ポートボウル」。1973年開業で、キャッチコピーは「昭和レトロな空間で最高のボウリング体験を」。
7階でエレベーターが開くと、昭和にタイムスリップしたような感覚に。
34もある都内最大級のレーンは、現在では希少になったウッドレーン。ピカピカに磨かれた木板は、ボールがぶつかると独特の響きや軌道のクセがあり、愛好者も多いんだとか。
いざ勝負!
空腹を感じたら、併設のカフェルームへ。
なかでも注目はボリューム満点の「東京ポートバーガー」!
食べ応えたっぷりのパティに加えて、ベーコンとチーズもいい味出してる!フードやドリンクはレーンでいただくこともできます。地元の方も羽を伸ばす、愛されスポットです。
芝浦は今なお発展中で、2025年夏には新しい大型複合施設「ブルーフロント芝浦」が全体開業予定(「Jaho Coffee」の新店も!)。今回話を聞いた方々、みなさん運河のある生活を、散歩やランニングなどで楽しんでいました。目まぐるしく変わっていきながらも、そこでのおだやかな「くらし」は普遍のもの。運河の流れのように、人々がゆったり生活できるところが芝浦の魅力です。
演出:『noiful MAGAZINE』編集部
文/取材/撮影/イラスト:デヤブロウ